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【スト6】優雅にして強靭。再び舞い戻る“エレナ”という存在の意味とは?


■ スト6に舞い戻る“風の踊り手”──エレナとは?

2025年6月、『ストリートファイター6』のYear2キャラクターとして、あのエレナがついに参戦します。
彼女は1997年の『ストリートファイターIII -NEW GENERATION-』で初登場した、ケニア出身のカポエイラ使い。
自然を愛し、音楽やダンスを通じて世界中の人々とつながりたい――そんな純粋な想いを抱いた少女でした。

戦い方も彼女らしく、手を一切使わず足技のみで戦うスタイル
優雅な動きで攻撃を繰り出すその姿は、まるで舞っているかのよう。
シリーズ初のアフリカ出身キャラクターとして、登場時から鮮烈な存在感を放っていました。


■ 過去作で描かれた“心の旅”

エレナの物語は、ただの格闘ゲームに留まりません。
『ストリートファイターIII』では日本やフランスへ留学し、異なる文化の中で多くの友人を作る――そんな成長の物語が描かれました。

そして『ウルトラストリートファイターIV』では、“世界の異変”を感じ取ったエレナが、祈祷師の導きで再び旅に出る姿が描かれます。
彼女の戦いは、勝利や強さではなく、人と人の心をつなげることが目的。
その姿勢に、多くのプレイヤーが惹かれたのも納得です。

ちなみに本作では、**体力を回復できる「ヒーリング」**という特殊な技も搭載。
この要素は賛否両論でしたが、使い方次第では戦術の幅を大きく広げることができる、ユニークなスキルでした。


■ ストリートファイター6ではどうなる?

今回の『ストリートファイター6』での参戦は、Nintendo Switch2版と同時期となる2025年6月5日に予定されています。
PVにはカバと触れ合うエレナの姿も登場し、自然との調和という彼女らしさは健在。

開発ディレクターの中山貴之氏は、ファミ通のインタビューでこう語っています。

「エレナと言えば“ヒーリング”ですよね。でも、バランスは安心してください(笑)」

つまり本作でもヒーリングは続投。ただし、前作での強すぎる回復性能への懸念も、しっかり調整されている模様です。


■ 実はあまり大会では使われなかった…?

意外なことに、エレナは『ウルIV』時代に大規模大会で活躍する機会が少なかったキャラでもあります。
プロプレイヤーがこぞってメインで使った…ということはなく、使用率は低め。
それでも独特な性能と戦術性から、プレイヤーの中では“知る人ぞ知る存在”として、根強い人気を誇っていました。


■ そして今、もう一度――

あの頃の僕たちは、ただ強くなるために戦っていました。
でも、エレナは違った。

敵を倒すより、心をつなげるために。
戦うより、伝えるために。

無邪気に足技を決めて、勝っても負けても笑っていた彼女は、
どこか、僕たちの“こうありたかった姿”だったのかもしれません。

気づけば僕たちは、
仕事に、責任に、いろんなものに揉まれながら、
誰かとつながる余裕”さえ失いかけていました。

だからこそ――

彼女がまた、帰ってくる。

勝ち負けに疲れた今の僕たちに、
優しさを、音楽を、そしてあのリズムを。

『ストリートファイター6』で再び舞うエレナは、
きっと、あの頃の自分より今の僕たちにこそ、必要な存在なんだと思います。


■ 画像・トレーラー引用元

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